ごあいさつ
お客様、パートナーの皆様に支えられて弊社も4期目を迎えることができました。
従業員一同心より御礼申し上げます。
私は90年代から航空機業界とCAE/IT業界に席をおき、軽量化・構造最適化・複合材設計・
ソフトウェア活用による業務効率化に取り組んで参りました。
新米エンジニアだったころは製図版に三角定規で線を引き、力の釣合いを絵にかいて、
電卓を使って強度計算をしておりましたが、ここ20年で3Dモデルが普及し、コンピューター
のFEM解析で強度を評価し、最適化ソフトが設計案まで出せるようになりました。
それとともに、エンジニアは、ソフトウェアの長所・短所を知り、その使い方を覚えるだけでなく、
ソフトの限界を知り、ソフトが出した結果について 「なぜこの結果が示されたのか?」
といった本質的に物事を考える力が必要となってまいりました。
また、解析結果を適切に利用できるように設計プロセスを作ることも重要です。
設計思想やソフトの使い方は業界によって千差万別ですが、異業種や異分野の交わりにより
新たな価値が生まれることがあります。
例えば、位相最適化により斬新な設計案が得られることがありますが、
結果を体系的に解釈するには、航空機の設計の考え方を応用することで適切な解釈が
可能になることがあります。
弊社は、これまで蓄積した設計やソフトウェア活用のノウハウを活用し、
メーカーとソフトベンダーの両方の視点から、
お客様のイノベーションの促進や生産性の向上に寄与して参りたいと考えております。
【弊社スローガン】
・設計はシンプルで本質的に
・異種をつないで価値を創出
エレメンタルデザイン&コンサルティング株式会社
代表取締役 高岡秀年
(プロフィール)
名古屋大学大学院にて粒子法による衝突解析ソフトを開発。
1996年三菱重工業(株)に入社。
名古屋航空宇宙システム製作所にて防衛省向け航空機の開発計画や構造設計を担当。
複合材部品の設計・製造プロセス開発に従事。2008年CAE業界に転職。
構造最適化ソフトやマルチフィジックス解析ソフトを担当し、自動車・重工・精密機器の分野で
最適設計コンサルティングに従事。
その後、エレメンタルデザイン&コンサルティング株式会社を設立し代表取締役に就任。
現在に至る。